[ 壁端子をさわる際の注意点 ]
最近の家の建築方法によっては、埋め込みボックスを使用せずに、壁をくり貫いただけで、壁端子、電源
コンセントを取り付けています。石膏ボードにクロス張りの壁の場合は要注意です。
壁端子を壁から外す時、ビスを緩め過ぎて不用意に抜いてしまわないよう注意が必要です。ボードをはさみ込んで
取付け枠を固定している金具を落としてしまって、作業が続けられなくなります。
アンテナ端子とAC100(V)のコンセントが同居している場合は、感電事故及び短絡事故には
充分気をつける必要があります。
ご自分で作業される場合は、自己責任でお願いします。
カバーを外すと、取付け枠がむき出しになります。写真に見えている上下2本のビスを緩めて外す
と、壁端子は壁から外れますが、この時、不用意に2本とも外さないで下さい。
ビス2本同時に外しますと、ボードを挟み込む為のボードの裏側の金具が落ちてしまい、壁端子の
再固定が出来なくなります。
このような取付け枠もあります。このタイプは上下のビスは壁から取り外せる程度に緩めるだけで
、上下どちらのビスも抜いてしまってはいけません。L型の金具が壁の向こうに落ちてしまいます。
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[ 壁端子の脱着 ]
上記の説明は、壁端子の取付け枠を壁から外す時の注意点ですが、壁端子の固定されている様子を説明致します。
大きめのマイナスドライバーのこじ方で、パーツ(壁端子単体)を固定したり、外したり出来ます。
取付け枠、カバーはホームセンターで手に入りますが、取付けサイズは共通に出来ているようです。
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[ 壁端子を購入する時の注意 ]
一見して、同じように見える壁端子(直列ユニット)には種類があります。
[中継用][端末用][テレビ端子用]
がありますが、アンテナ分配ページの概念図のように分配器の先に1端子だけ設ける場合はテレビ端子用を選んで下さい。
参考例、マスプロ電工 [DSKT]電流カット型、 [DSKTD] 電流通過型
写真に写っている壁端子は、マスプロ電工の[DSKTD]です。
集合住宅にお住まいの場合で端子が破損した場合は、自分で交換しない方がよいと思います。管理事務所に連絡して指定業者に依頼して下さい。
理由は、中継用の直列ユニットを使いますので、作業中は階下の部屋の全部のテレビが受信できなくなります。